カネミ油症問題で「わが国初のダイオキシン人的被害」を認めさせる
やりまっせ大阪38号(2002年新年号)
かねてより国会で取り上げてきたカネミ油症問題について、平成13年7月にカネミ油症患者団体の方々と厚生労働省に申し入れを行ったことに引き続き、11月29日には農林水産省を訪問し、野間赳副大臣に患者の方々の窮状を訴えてまいりました。
カネミ油症はPCBが原因であると今日まで考えられてきました。 その結果、関係省庁はダイオキシン汚染という観点からすれば、わずかな研究費による一部の患者の健康診断しか行なってきませんでした。30数年前、すでに日本初のダイオキシン人体被害者が発生していた事実をまず役所に認めさせ、そこから抜本的な対策を立てなければこの患者さん達の苦しみは報われないと決意し、平成13年12月11日決算委員会の質問にのぞみました。
あいまいな答弁で逃れようとする厚生労働省の官僚に対し、執ように証拠文献を提示して迫ったところ、ついに厚生労働省は、昭和60年代にはカネミ油症の主要原因の一つがダイオキシンである、と既に認識していた事実を初めて国会の場で認めました。
坂口厚生労働大臣は『ダイオキシンが主要原因である以上、(診断基準等を)即刻見直したい』と答弁し、ようやくこの問題の突破口が開きました。