テーマ別質問一覧>
教育 >
スクールカウンセラー
> スクールカウンセラーの養成・配置について
136国会 文教委員会会議録 1996年02月22日(抜粋)
○山下栄一君 最後に一点だけ。
スクールカウンセラーの制度なんですけれども、これは去年からスタートしまして、また三倍の予算で人数をふやすわけですけれども、これはいわゆる教員免許を持たない方、外部の方が学校の中に配置されるという、これは非常に大きな私は意義があるというふうに思うわけでございます。配置されてから一年もたっておりませんので、研究はこれからまだまだ必要だと思うわけでございます。そういう臨床心理士の資格を持った、教員免許を持たない外部からの方が現場の学校に配置されるという趣旨でございます、スクールカウンセラーは。
ところが、私は以前にも質問したことがあるんですけれども、教員の中でのカウンセラー能力のある方を学校で養成していくといいますか配置するという、こういう観点も必要なのではないか。もちろん、学校によってはそういう方々が授業時間数を減らして配置されている。実際にさまざまな臨床をしながらカウンセラーとしての能力を非常に発揮されて引っ張りだこになっている、いろいろ研修会でも講師をされている現場の先生もいらっしゃるわけでございます。
お聞きしましたら、学校教育相談学会というのは、これは学校のいわゆる生徒指導とかいう観点からの教員が所属されている学会でございますが、その学校教育相談学会が認定するカウンセラー、これを学校に配置していこうというふうな動きがある。また、御要望もあり、文部省もそれを受けとめておられるというふうなお話を聞いたんですけれども、この点の確認をさせていただきたいと思います。
○政府委員(遠山耕平君) 学校教育相談学会の方からそういうカウンセラーを学校に置きたいという話は、ちょっと私は今、先生から初めてお聞きした事柄でございますが。
○山下栄一君 聞いておられなかったとしたら、教員資格を持っている、また現場の教員の中からそういうカウンセラーの専門家といいますか、それを養成していこうという、そういう考え方についてはどうでしょうか。
これで終わりたいと思います。
○政府委員(小林敬治君) 一般的に、いじめ問題の解消等も視野に入れましたときに、現場の先生方がカウンセリング能力を高めていくということは非常に大切なことだと思っております。
ちょっと細かくなりますけれども、そのために、まず第一に、教員養成の段階におきましてもそうした施策が必要であるということでございますが、これは非常に幸運なことにと申しましょうか、昭和六十三年の教育職員免許法の改正によりまして、生徒指導及び教育相談に関する科目というものが新たに必修になったというようなことがございまして、以後、大学におきましては、臨床心理学、生徒指導論、学校カウンセリングといったふうな科目が開設をされているに至っております。
それから、現職の先生方にもカウンセリング能力を高めていただく機会をつくらなければいけないという意味におきまして、初任研と教職経験者研修におきましてもそうした研修の機会を設けるようにいたしておるところでございます。
○山下栄一君 ありがとうございました。