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147国会 総務委員会会議録 2000年03月15日(抜粋)

○山下栄一君 次の、これも政府広報の問題なんですけれども、既にこれは三月の初めに参議院予算委員会でも公明党が取り上げた問題なんですけれども、緊急奨学金なんです。これは、実態が、この不況の影響のもとに、高校生も大学生、専修学校生もそうなんですけれども、経済的理由によって退学する人が急増しているんです。学力不振とか出席日数が少ないとかじゃなくて、経済的理由によって退学になってしまう。お金が払えないので退学になる。入学金が払えないので退学になるという方が非常にふえている。経済的理由による中途退学者が、平成十年度で三千三百人、そのうち二千人が私立なんですけれども、これが年々非常にふえているわけです。
 そういう意味で、緊急奨学金というのは極めてタイムリーですばらしい取り組みだというふうに思うんですけれども、平成十一年度から、四月から予算化されて、一万人対象に、いつでも申し込める、翌月から支給される、無利子、そして経済的理由も、そんな所得証明も要らない、学校で判断してこれはもう決められるというふうな、非常にこれは急変対応のすばらしい取り組みを文部省はされているんですけれども、ところが、案外知られていない。
 この前の予算委員会の段階では、一万人の枠で、もう三月で年度末なのに、二千七百人しか申し込んでいないという状況があったんですけれども、幸いついきのう聞きましたら、最新の統計で、急増して四千人にふえた。そのうち千八百人が高校生だといって私一安心はしたんです。それでもまだ半分に至っていない。
 私の大阪でも、私立の高校なんですけれども、大学は比較的奨学金は充実しているんですけれども、高校奨学金というのは無利子だけで、そして所得制限あり成績要件もあって、緊急は成績要件もありませんから非常にありがたいんですけれども、高校生が知らない、高校生のお父さん、お母さんも知らないという現状がある。特に政府広報でこれはやっていただいた方がいいんじゃないかと。それで、退学を免れて学校に行けるようになったという実はそんな子供も聞いております。
 平成十二年度予算でも、まだ予算案通っておりませんけれども予算措置されているので、一万人の枠でやっと四千人まで来たわけですけれども、まだ半分以上使われていないという、具体的に退学した人が三千人を超えているというような現状を考えたときに、ラジオでも私はいいと思うんです。高校の方の徹底は日本育英会からファクスでやっているんです。もらった高校はさまざまにたくさんある書類の中で一枚だけ取り出してそんな意識して他人に徹底しないわけでございまして、集めて徹底するのも大変なんです、物すごい数ですから、高校も。
 私は、こういうのを、こういうときにこそ政府広報でやれば、一挙にこれありがたいというふうに認識される御両親が広がるのではないかというふうに考えまして、政府広報の具体的なテレビ、ラジオ、新聞その他の取り組みを強化していただきたい。強化というか、やっておられませんので、やっていただきたい。前向きに御検討いただいているように聞いておりますけれども、御答弁お願いしたいと思います。


○国務大臣(青木幹雄君) 確かに、議員おっしゃいますように、平成十二年二月末現在では一月末に比べて非常にふえてまいりまして、千三百人ふえて四千人に現在なっております。
 それから、おっしゃいましたように、確かに日本育英会を通じてホームページでいろいろやっておりますけれども、議員おっしゃるようにまだ徹底していない面が非常にあるということは私も数字の上からも十分認識をいたしておりまして、実は四月上旬からラジオ、テレビ、そういうもので十分に徹底するように対策を現在考えているところでございますので、前向きに議員おっしゃるように対応していきたい、そのように考えております。


○山下栄一君 できるだけ早目にこれをやっていただけたら、新年度に間に合うのではないかというふうに思いまして、どうぞよろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。以上です。

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