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テーマ別質問一覧環境ダイオキシン > 能勢町ダイオキシン汚染による高校生の健康調査について

143国会 文教・科学委員会会議録 1998年09月24日(抜粋)

○山下栄一君 それからもう一つ、これは私の住んでおります大阪の問題でございますが、予算委員会でもちょっと大臣に御質問させていただいたんですけれども、大阪の最北端に能勢町という町があるわけです。ここに一般ごみの焼却施設がある。焼却施設のすぐ近くに府立高校がある。その府立高校の敷地内から高濃度のダイオキシンが検出されたということがことしの四月、二回目の調査で明らかになったわけでございます。
 そして、つい三日ほど前、今度は国の調査によりまして、この施設内、そして施設周辺、南の方に学校があるわけですが、町が調べなかった北の方におきましても一グラム当たり三千ピコグラムという、これはもう府立高校内の土壌汚染に匹敵するというか、それ以上の高い濃度の土壌の汚染がわかってきた。こういうこともございまして、住民の健康被害に対する不安が非常に広がっておるわけです。
 それで、いろんな原因が積み重なって、本当に世界でも類を見ない高濃度のダイオキシンも検出されておるわけでございますけれども、そのすぐ近くに府立高校があり、そこで農業演習もやっている。その農業演習の場所から高い濃度のダイオキシンが検出されているわけです。
 私は、今回の厚生省の調査も考えまして、やはり住民をもっと広く解釈して、そこで授業を受けていた子供たち、教職員の健康調査もきちっとやってあげるべきだというふうに思います。そして、高濃度のダイオキシンが検出された場合は、しかるべくきちっと手を打っていくということも重要な課題であるというふうに私は思うわけでございます。

 それで、こういう問題は確かに所管外かもわかりませんけれども、学校の敷地内、そしてそこで学ぶ生徒、教職員にかかわることでもございますので、これに対する何らかの対応を他省庁に働きかけるとか、また独自で何か新しい取り組みをするとか、たまたまこれはわかった話で、ほかの全国にも調べればまた同じようなことが起こる可能性もございますので、文部省としてもこの問題は強くとらえていただいて、府立高校の話でございますので、大阪府とも連携しながらきちっと対応をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○政府委員(遠藤昭雄君) お答えいたします。
 この件に関しましては、先生も言っておられましたように八月に質問していただきまして、私ども九月二十一日に担当者を現地に派遣しております。
 大阪府としては、府立能勢高校農場、それからその近辺におきましてダイオキシンの濃度が一定レベルを超えている汚染土壌につきましては、密封された保管施設を建設してそれを保管するという方向で検討しておると聞いておりまして、現在、その保管場所につきまして地元と協議を継続しておるというふうに伺っております。
 具体的な保管場所をどこにするかということにつきましては大阪府等関係者において判断されるべきことであるというふうには思いますが、文部省といたしましても、保管方法等が適切であるということ、生徒の健康上問題がない、あるいは学校運営上少しでも支障が少ないような形をとっていただくということが大切ではないかというふうに思っております。今後とも、大阪府とは緊密に連携をとっていきたいというふうに思っております。
 それから、健康調査の方を簡単に申し上げますと、大阪府のダイオキシン対策会議において、この二十一日に、既存の住民健診等の分析、母乳調査等に加えまして、ダイオキシン類の健康影響の有無の確認のため、美化センター周辺住民等に対して血液中のダイオキシン類測定を初めとする健康調査を能勢町と連携して実施するという決定をしたと聞いております。その調査対象につきましては、高濃度ダイオキシンヘの暴露状況などを勘案しながら今後さらに検討していくというふうに聞いております。
 私どもとして、直接には関与する立場ではありませんが、大阪府と、あるいは関係省庁と連携をしながら適切に対応してまいりたい、そのように考えております。

○山下栄一君 時間もございませんけれども、住民の健康調査の話が出ているんですけれども、それを広げて、先ほど申しましたように、ここには住んでいないけれども通っていた子供たち、教職員もそこに住んでいる人は少ないわけでございまして、まさにそこで学校生活をしていた人たちにもきちっとその健康調査の中に入れるということを、本来僕は文部省独自でもそういうことをやってもらいたいと思うけれども、管轄外でしたら、厚生省、環境庁に働きかけるとか、そこにちゃんと明確に入れなさい、また入れるべきだということを言っていただきたい。

 保管場所についても、私は、環境、教育の観点からも、そういう有毒性がはっきりし、発がん性があるということを世界の国際組織が認定しているそういう汚染物質をそんな敷地に保管することはおかしいということも、文部省としてきちっと明確な考え方を明らかにしてもらいたいなというふうなことも思うんですけれども、大臣、どうでしょうか。

○国務大臣(有馬朗人君) まず第一に申し上げたいと思いますことは、やはり生徒諸君、学生諸君の健康、それから教育に従事する人々の健康が大切だと思います。疑わしきものはできる限りきめ細かく調査をし、対策を講じたいと思います。
 ただ、今回のことは、これは厚生省等々との分担の問題もございますので、必要のあるところについて、他省庁とも協議をしながら進めたいと思っております。

○山下栄一君 どうもありがとうございました。

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